介護福祉士科

介護福祉士科 Care Worker

高齢者や障害者の生き方を尊重しながら安心な暮らしをサポートする専門家
介護福祉士は専門的な知識・技術で介護・援助を必要とする人々を支える国家資格者です。一人ひとりの個性や生き方を尊重しながら人間的な生活の場を共に築き、生活の援助だけでなく、安心して暮らせる環境づくりにも携わります。専門職である前に一人の人として、相手のために何ができるかを考え、相手の心を感じ取り寄り添うことが大切です。福祉施設に限らず医療の現場にも活躍の場が広がっています。

将来の進路

  • チームリーダー
  • 介護主任などの役職
  • 小規模多機能拠点等の管理者
  • サービス提供責任者(訪問介護)
  • 介護職の教育・
    実習指導責任者 など

事業の管理・運営に携わります。

学科の特徴

医療とリハビリテーションの基礎も学んで幅広く

介護保険施行以来、各施設で行う介護から在宅介護まで、幅広い場で介護福祉士が求められるようになっています。そこで、本科では、介護の現場で柔軟な対応のできる介護福祉士としての実力を身につけるために、基礎医学分野やリハビリテーション分野など本校ならではの授業も豊富に取り入れています。

どんなところで活躍しているの?

高齢者や障がい者の住まい住まいを中心として医療介護、介護予防の領域で介護福祉士が必要とされています。

授業紹介

  • ●医療的ケア

    介護保険法等一部改正法により、介護福祉士は医療職との連携のもとで、日常生活を営むために必要な支援である喀痰吸引等の「医療的ケア」が認められました。本学科では「医療的ケア」を、安全・適切に実施できるよう必要な知識・技術を修得します。

  • ●生活支援技術(聴覚)[手話]

    聴覚や音声言語の面で特異性をもつ人を支援する時、知っておくべきことは何か。この授業では手話を通じてコミュニケーションの本来的な意味を考えます。

  • ●生活支援技術(基本)[洗髪の介護]

    対象者の日常生活の中で培われてきた習慣を尊重します。入浴ができない場合でも、洗髪や足浴を組み合わせ、心身の状況に応じた支援を行うなど、幅広い支援方法を学びます。

  • ●介護過程Ⅱ

    一人の人をイメージし、必要な援助を考えて介護計画を立てます。計画に沿って実際に介護実習室で演習をするので、モデル役や介護者役がお互いの立場から気づきを得ます。さらに、プロジェクターを使ってプレゼンテーションを行い、第三者に状況を伝える力を養うことができます。

  • ●地域福祉論

    公民館サロンなどに参加します。人の暮らしが地域の中で成り立っていることを体験的に学びます。住民の言葉や笑顔に触れ、地域における介護福祉士の役割を再確認します。

  • ●食品衛生と調理

    献立の条件を踏まえて基本の調理ができることを目指します。また、かむ、のみ込む機能が低下した人の食事や、病態に応じた食事作りを学びます。

介護福祉士科 Care Worker

年間スケジュール

介護福祉士科 Care Worker

カリキュラム

  • 1年次

    一人の社会人として、介護福祉士として、
    人と向き合う上での基礎を学ぶ

    必修科目
    • 人間の尊厳と自立
    • 人間関係とコミュニケーション
    • 社会の理解A 生活と福祉
    • 社会の理解B 制度論
    • 発達と老化の理解Ⅰ
    • 発達と老化の理解Ⅱ
    • 人体の構造と機能Ⅰ
    • 人体の構造と機能Ⅱ
    • 介護に関連したこころとからだのしくみⅠ
    • 介護概論Ⅰ
    • 介護概論Ⅱ
    • 家政支援論
    • コミュニケーション技術Ⅰ
    • 生活支援技術(基本)Ⅰ
    • 生活支援技術(運動)
    • 食品衛生と調理
    • 被服実習
    • 介護過程Ⅰ
    • 介護総合演習Ⅰ
    • 見学実習Ⅰ老人・障害・在宅
    • 施設実習ⅠA
    • 医療的ケアⅠ
    選択科目
    • 保健体育
    • 情報科学
    • 福祉住環境コーディネーター
    選択必修
    • 学習基礎演習
    • 救急法
  • 2年次

    心身の状態に応じた生活支援を学び
    福祉のプロフェッショナルとしての能力を習得

    必修科目
    • 認知症疾患
    • 認知症の介護
    • 障害の理解Ⅰ(障害の心理)
    • 障害の理解Ⅱ(医学的側面)
    • 介護に関連したこころとからだのしくみⅡ
    • チームアプローチ演習
    • 地域福祉論
    • 介護管理
    • コミュニケーション技術Ⅱ
    • 生活支援技術(基本)Ⅱ
    • 生活支援技術(視覚・聴覚)
    • 生活支援技術(リハビリテーション)
    • 介護過程Ⅱ
    • 介護総合演習Ⅱ
    • 施設実習ⅠB
    • 施設実習Ⅱ
    • 医療的ケアⅡ
    • 医療的ケアⅢ
    選択必修
    • 介護福祉学セミナー

1年前期時間割例

 
19:00~10:30 介護概論Ⅰ   発達と老化の理解Ⅰ    
210:40~12:10 介護概論Ⅰ コミュニケーション技術Ⅰ 保健体育
(実技含む)
人体の構造と機能Ⅰ   
313:00~14:30 学習基礎演習   社会の理解A
生活と福祉
人間関係と
コミュニケーション
生活支援技術
(基本)Ⅰ
414:40~16:10 介護過程Ⅰ 介護総合演習Ⅰ 人間の尊厳と自立  
516:20~17:50          

介護福祉士科 Care Worker

卒業生からのメッセージ

たくさんの笑顔に励まされ
子育てと仕事に奮闘する毎日

亀本 瑞紀
勤務先/医療法人 同愛会
介護老人保健施設 やわらぎ
介護福祉士科2010年卒業
米子北高等学校出身

職場の環境がとても良く、子育てをしながら大好きな仕事を続けられています。入居者さまから「ありがとう」「あなたの笑顔に元気がもらえる」と言ってもらえることが一番の喜び。自分が人の役に立っているのだと実感できます。目標は、一人一人に合わせてケアし、その人の力を十分発揮できるよう工夫し、常に笑顔で丁寧に関わる介護福祉士。介護の仕事は確かに重労働で大変ですが、人生の大先輩の心に触れること、昔の話を聞く時間は、大切な学びの機会です。

大変さを補って余りあるくらい
やりがいと学びを得られる仕事

谷口 大介
勤務先/社会福祉法人 こうほうえん
介護老人保健施設
なんぶ幸朋苑
介護福祉士科2015年卒業
鳥取県立鳥取中央育英高等学校出身

母が訪問看護の仕事をしていたので、人と関わる仕事に興味を持つようになりました。実際に働いてみると大変なことも多いですが、人生の先輩からいろいろな話を聞いて学ぶことも多く、やりがいがあります。利用者やその家族から「いつもありがとう」と声をかけてもらえた時は、自分が誰かの役に立つことができているんだなと実感。これからも「この施設に任せて良かった」と喜ばれるような関わりができる介護福祉士を目指して成長したいと思います。