YMCAは1844年イギリスのロンドンで誕生し、現在120の国と地域に広がる国際的な青少年育成団体・社会教育団体です。
「世界をみつめ地域に生きる」
を標語に、さまざまな事業や活動を通して地域社会・国際社会への貢献をめざしています。
ジョージ・
ウィリアムズ
YMCAとは「Young Men's Christian Association」の略で、キリスト教精神をベースに幅広い活動を行っている世界最大の青少年育成団体・社会教育団体です。
その起源は、1844年ジョージ・ウィリアムズと11名の青年がロンドンでYMCAを創立したのが始まりで、現在120以上の国と地域で活動を展開しています。
YMCAは「世界をみつめ地域に生きる」を標語に、子どもたちが豊かな心と体をもち、人びとの全人的な成長を願い、そして紛争のない平和で民主的な社会が地球規模で創られることを目指しています。
現在、全世界にあるYMCAは10,000を超え、その会員数はおよそ6,500万人となっています。
日本各地のYMCAでは、子どもからお年寄りまで全ての人々の成長を願い、組織キャンプ、ボランティア活動、国際協力・国際交流、ウエルネス(身体、知性、心のバランスを保つための活動)、学校、チャイルドケア、生涯学習の場などの提供をしています。
産業革命下のロンドンでは、農村から都市部に出てきた青少年たちが、機械の歯車のように働かされ、仕事と寝るだけの生活を送っていました。
当時、呉服商の店員であったジョージ・ウィリアムズは、彼もまた22歳の青年でした。こういった青年たちが、生きる意味を見つめ、孤立から連帯し、積極的な人生を送れるようにと、1844年にYMCAを創設しました。
日本では1880年に、東京YMCAが創立されました。
日本でもYMCA運動を興したのは、20代の青年たちでした。その中には、内村艦三、新渡戸稲造、新島襄など当時の社会を代表する青年たちがいました。