毎年11月から2月末にかけて、YMCAでは国際協力募金活動を行なっています。特に12月には、会員の方々や子ども達と街頭に立って、市民のみなさまに募金を呼びかけています。募金は国際交流活動や海外の災害支援などにユースを派遣する活動に使われます。
◆国際協力募金活動の使用目的
1.アジアの子どもたちの教育活動支援
2.ストリートチルドレンへの食料支援
3.平和交流のためのユースの受入プログラム
ここ数年の豪雨災害や大規模震災の際、広島YMCAでは被災者の方々に対しての緊急支援のための募金活動や長期的な支援に向けての活動資金となる災害復興緊急支援募金を広島県全体で展開をしています。被災者の方々の生活支援のための緊急支援募金と被災地復興支援のためのワークキャンプやリフレッシュキャンプのための長期復興支援活動募金に分けられ、有効に活用されています。
障がいのある子ども達とその家族にとって、日ごろの生活には困難が多く、野外活動の機会も多くありません。YMCAではこのような環境にある子ども達が心豊かに楽しい生活が送れるよう、さまざまなプログラムを提供しています。チャリティーランの収益は、こうした活動の費用を補い、プログラムの実施を可能にします。気の合う友達同士でチームを組んでチャリティーランにご参加いただくことで、障がいのある子どもたちを支えていくことにつながります。
「みつかる。つながる。よくなっていく。」のYMCAスローガンのもと、地域コミュニティーの方と一緒になって行われるのがYMCAバザーです。YMCAの各部門が趣向を凝らした模擬店や並行して専門学校の学園祭も開催されます。チャリティーバザーでの収益金は、災害支援や平和活動・国際交流やユース育成のために活用されます。
1年に一度、会員・理事・常議員・スタッフの皆さんが集まって広島YMCA会員大会を開催しています。開会礼拝・前年度活動報告と当年度活動方針と活動予定をお知らせしています。「YMCAの活動は何か大きなイベントを行なうことではなく、日々の業務の中で、会員のみなさん一人一人にYMCAの思いをプログラムを通して伝えていくことにある。」ということを再確認しています。
広島YMCAの募金活動のルーツは1950年12月に始まった「お友達助け合い運動」がその起源となっています。この運動は、当時の広島YMCA少年部の青少年会員を中心に、毎年12月1日~20日まで、寒風吹きすさぶ街頭で募金活動を展開し、冬の風物詩として広島の街に定着しました。高度成長期を迎え、「個人の生活救済」から「国際的な支援協力」にその目的を変え、国際協力募金へとつながっていきました。