本校では、4月からの学習をスムーズに開始するために入学前講義を実施しています。
第2回目を1月11日(土)に開催し、作業療法士科では「VR認知症体験」を行いました。
作業療法士は、こころの病気の方や認知症の方など目に見えない困りごとがある方のリハビリも行います。
VRの技術を使って「対象者にどのような事が起こっているのか」「それによってどのような思いや困りごとがあるのか」を体験することで、目に見えにくいことも自分ゴトとして捉え、「どうしてほしいか」を考えながら関わる視点を学びます。
体験した学生からは「丁寧に声をかけたり説明することが大切だと思った」「不安になったので安心できるような声かけをしてほしいと思った」「想像していた以上に幅広い困りごとがあった」などの感想が聞かれました。
入学後も専門的な知識や技術だけでなく、対象者ご本人の気持ちも大事にできる視点や姿勢を一緒に学んでいきたいと思います。