理学療法士科

Physical Therapist

4年間の学び

1年次

総合基礎科目・専門基礎科目を中心とした学び

自己および他者に対する理解を深め、一社会人として適切な行動をとるための科目について学びます。また、ヒトの成り立ちの基礎となる、解剖学や生理学をはじめとした専門基礎科目についても学びます。

2年次

専門基礎科目・専門科目を中心とした学び

整形外科学や内科学といった臨床医学を中心に、専門基礎科目をさらに学びます。また、ヒトの身体の機能を知るための理学療法評価学をはじめとした専門科目によって、専門知識や検査測定技術を身に付けます。

3年次

専門科目を中心とした学び

これまでに学んだ知識と技術を踏まえて、筋骨格系や神経系など各障がいに応じた理学療法学を中心に学びます。この学びをもとに後期には臨床実習を行い、専門科目をさらに深めて学びます。

4年次

これまで学んだことを統合する学び

前期の臨床実習では、これまでの学びをもとにして現場で実践し、理学療法士に必要な知識と技術と態度を統合していきます。また、後期は研究や就職に向けた科目を学ぶと同時に、国家試験に向けて知識を確認しながら、4年間の集大成を行います。

授業紹介

運動療法学実習

理学療法を構成する治療技術の一つである「運動療法」の理解を深め、種々の運動療法について実技を通して学んでいきます。

運動機能評価学

解剖学を基礎として、関節の可動性や個々の筋力評価方法を実践形式で学びます。

義肢装具学実習

義肢装具の基本的知識をベースとして、症例検討・実習・作成過程の見学ならびに作成を通じて、より実践的な知識について学びます。

機能解剖学

理学療法を行う上で重要となる人体の構造と機能について、関節を中心に基本的な構造、機能、運動を学んでいきます。

スポーツ理学療法学

スポーツ障害・外傷の病態ならびに発生メカニズムについて理解を深め、スポーツ現場で必要な評価法と理学療法について学びます。

地域理学療法学実習

移動・移乗に関連した福祉用具について学び、用具が使用できるだけでなく、使い方を人に伝えることができることが目標です。

カリキュラム

1年次

理学療法士への基礎知識の習得

必修科目 心理学 人間関係論 コミュニケーション論 経済学 物理学 生物学 生命科学 情報処理学 統計学 
ウェルネスⅠ ウェルネスⅡ 医療英語 医療英会話 スタディスキルⅠ スタディスキルⅡ キャリアデザイン 
解剖学Ⅰ 解剖学Ⅱ 解剖学演習Ⅰ 生理学Ⅰ 生理学Ⅱ 病理学概論 臨床心理学 リハビリテーション概論 
理学療法学概論 理学療法学概論演習 理学療法評価学 運動機能評価学Ⅰ 運動療法学基礎 
クリニカルセミナーⅠ

2年次

理学療法治療学の基礎固め

必修科目 解剖学演習Ⅱ 生理学実習 機能解剖学 神経生理学 運動学 人間発達学 病態生理学 内科学 整形外科学 
神経内科学 精神医学 小児科学 救急法 老年学 リハビリテーション疾患学 理学療法管理学Ⅰ 
運動機能評価学Ⅱ 中枢神経機能評価学 内部機能評価学 体表解剖学 運動療法学実習Ⅰ 運動療法学実習Ⅱ 
日常生活活動学 日常生活活動学実習 義肢装具学Ⅰ 義肢装具学Ⅱ 物理療法学Ⅰ 物理療法学Ⅱ 
運動器疾患理学療法学Ⅰ クリニカルセミナーⅡ 臨床見学実習
実習 臨床見学実習 2年次後期:90時間
実習施設の先生の指導のもとで理学療法の対象者と話をしたり、検査測定をしたり、理学療法の部分的な介助を行いながら、専門職としての基本的態度を学びます。

3年次

理学療法士の知識・技術の習得

必修科目 社会保障制度概論 地域リハビリテーション論 リハビリテーション医学 医学検査法 薬理学 予防医学 
栄養学 臨床推論演習 動作分析学 画像評価学 運動器疾患理学療法学Ⅱ 神経障害理学療法学Ⅰ 
神経障害理学療法学Ⅱ 小児理学療法学 循環器疾患理学療法学 呼吸器疾患理学療法学 代謝疾患理学療法学 
疾患別理学療法演習 スポーツ理学療法学 地域理学療法学 地域理学療法学演習 生活環境論 
クリニカルセミナーⅢ
実習 地域理学療法実習 3年次前期:45時間
通所リハ・訪問リハの現場に赴き、地域理学療法の実際を学びます。
臨床評価実習 3年次後期:180時間
症例について情報収集や検査測定を行い、結果を評価としてまとめ、計画を立てる力を養います。

4年次

これまで学んだことを統合する学び

必修科目 チームアプローチ論 公衆衛生学 理学療法研究Ⅰ 理学療法研究Ⅱ 理学療法セミナーⅠ 理学療法セミナーⅡ 理学療法管理学Ⅱ 予防理学療法学 理学療法技術論演習 理学療法特論
実習 総合臨床実習Ⅰ・Ⅱ 4年次前期:720時間
3年次からの課題を解決しながら、評価に従って基本的な理学療法を実施し、症例について記録、報告、再評価しながら治療プログラムを変更できる力を養います。

入学案内