国際交流・国際支援活動
- ハワイホノルル国際交流「Let’s Get Together」(ホノルルYMCA)
- ドイツハノーバー国際交流「Global Youth Friendship 」(ハノーバーYMCA)
- フィリピンボランティアワークキャンプ(セブYMCA)
- 日中韓平和フォーラム(日本・韓国・中国のYMCA対象)
- そのほかの国際交流(過去の交流)
国際交流活動
「Let’s Get Together」 ホノルルYMCAとの交流
広島市とホノルル市が姉妹締結したのは1959年。その翌年、ホノルル市長のYMCA訪問をきっかけに、1961年以来広島YMCAとホノルルYMCAは若者の国際交流を行っています。54年の伝統あるプログラムで毎年夏期休暇中2週間を利用して、1年おきにホノルルと広島を行き来しています。プログラムの名前でもある“Let’s GetTogether”「共に手を結ぼう」には、次に掲げる目標があります。
- お互いの国について真の理解をする。
- お互いのYMCAの活動や目的を理解する。
- 自分や他者を知り、理解し、認めあう力を養う。
- お互いの国を訪問し、学ぶことによって、自国をよりよく理解する。
- お互いの国の友情と協力を発展させ、世界平和への道を築き上げる。
- 日本およびハワイが太平洋に浮かぶお互いの国および国民を結ぶ生きた架け橋として、すべての人々に貢献する機会があることを認識し、数多くの交流を行なう。
2020年から2022年の3年間は新型コロナウイルス感染症の影響で国際交流をすることはできませんでした。2023年から再開を行い、2024年度はホノルルに高校生を派遣する予定です。
このプログラムは「Remember Pearl Harbor」と「No More Hiroshima」を原点に平和への熱い思いと決意のもとに両YMCAの合意によって計画されました。訪問の際には、それぞれの戦争慰霊碑を訪問し、平和学習を行うことで、恒久の平和についてお互いが考えます。
「Global Youth Friendship」ハノーバーYMCAとの交流
1992年に広島市やドイツのハノーバー市あるいはその近郊に住む青少年の交流を目的に『広島―ハノーバーYMCA青少年交流プログラム』がスタートしました。原爆と空爆による戦争被害都市の関係で結ばれたお互いの国を行き来しながら青少年の交流を通じて、平和・歴史・異文化理解を深め、友情の輪を広げています。ロッジキャンプやホームステイをしながら、お互いの国の文化習慣を理解し、お互いを認め合える関係を築いています。
現在では、広島からハノーバーを訪問する年は、現地で開催される大規模なインターナショナルキャンプに参加します。日本・ドイツだけでなく、アメリカ・スペイン・ロシアなどの若者との交流が行われるのです。また、ハノーバーから広島に迎える年は、広島で開催される国際青少年平和セミナーに参加します。こちらも、日本・ドイツだけでなく、多くの国々の若者が参加する交流プログラムです。
※2020~2023年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止としていましたが、2024年度はハノーバーから高校生が広島に訪れ平和国際交流を再開します。
「日中韓平和フォーラム」アジアのYMCAの交流
このフォーラムは2004年から始まり8回目を迎えます。日本、中国、韓国のYMCA間で2年ごとに開催され、ユースが主導となって「過去の歴史に思いを馳せ、東北アジアの平和構築」を考えるプログラムです。参加者は全国のYMCAと韓国・中国のYMCAで活動を続けるユースが中心となり、それぞれの国でおこった歴史を振り帰り、議論を行いながら平和について理解を深めていきます。2013年広島、2015年中国南京、2017年韓国光州で開催されましたが、2020年はコロナのため延期となり、2021年3月に東京を中心として各国をオンラインで結び実施しました。
国際支援活動
YMCAは1844年イギリスのロンドンで誕生し、現在120の国と地域に広がる国際的な青少年育成団体です。さまざまな事業や活動をとおして、地域社会・国際社会への貢献をめざしています。このたび、広島YMCAでは、海外のパートナーYMCAと協働して国際協力・国際交流活動を実践し、“将来役立つグローバルな経験をとおして「主体的に考え、行動することができる」若者を育成する”ことを目的として、国際支援キャンプを行っています。 現地YMCAのサポートのもと、一般的な海外旅行などでは体験することができないさまざまな活動に、安心してご参加いただける内容です。
※2023年度はフィリピンワークキャンプ再開のための準備として、3月にスタッフ派遣を行いました。
「フィリピンワークキャンプ」 セブYMCA
フィリピンワークキャンプは、1991 年のレイテ台風による被災地支援のために1992 年に実施したのが始まりです。災害復興支援と環境整備のためのさまざまなボランティアワークをメインテーマに、現地の人々や他の国からの参加者との国際交流と現地の実情を知ることをサブテーマに継続的に実施しています。セブ島の中心地セブシティのYMCAをベースキャンプとして毎年3月中旬~3月末までの15日間で国際支援活を展開しています。
活動内容
- セブ島で、ストリートチルドレンや路上生活者への炊き出しと交流などを行いました。
- 2013年11月に台風30号(国際名:ハイアン、フィリピン名:ヨランダ)により被災したセブ島にある各地域で、フィリピン・セブYMCA、アメリカ・ホノルルYMCA、ホノルルロータリークラブ、ハワイの大学からの参加者などと共に、小学校校舎の修繕やペンキ塗り、道路舗装、環境整備ワークと国際交流などを行っています。
- セブ島に隣接する島や地方都市で、自然体験、異文化体験、環境保護の学習などを行っています。
概 要
【期 間】 | 毎年3月中旬~3月下旬の15日間 |
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【場 所】 | フィリピン共和国 セブ島、ネグロス島、マクタン島他 |
【募集対象】 | 広島県在住の18歳以上30歳以下の学生(高校生を除く)で、国際協力・国際交流に強い関心があり(語学力や海外経験は問いません)、 参加者全員を対象とした「渡航説明会」および「事前・事後研修」全てに必ず出席できる方。 ※日時は2月初旬(1泊2日) 3月初旬(日帰り) |
【募集人員】 | 15名(最少催行人員6名) |
【参加費用】 | 20万円前後 ※広島YMCA 国際コミュニティーセンターの「広島YMCA 青少年育成基金」から 5万円~6万円の助成金が支給されます。 旅行代金に含まれるもの |
【引 率】 | 広島YMCAスタッフが引率します。 |
【企 画】 | 公益財団法人広島YMCA 国際コミュニティーセンター |
【旅行企画・実施】 | 学校法人広島YMCA学園 YMCAエデュケーショナルトラベル |
【利用予定航空会社】 | フィリピン航空 |
【利用予定宿泊先】 | セブYMCAホテル、ワーク地域の学校、ホテル |
【お 申 し 込 み】 | 学校法人広島YMCA学園 YMCAエデュケーショナルトラベル 〒730-8523 広島市中区八丁堀7-11 |
「フィリピンワークキャンプ・フードボランティア」
ワークキャンプ前半の3 日間は、食文化に慣れること、体調を気候に慣れさせること、ハワイのメンバーと仲良くなることなどを行いながら、ストリートチルドレンへのフードボランティアを行ないます。街に出て観光をしながらの食材の買い出し、ワークに必要な備品の買い出しなどを行い、夕方からは、子ども達に提供する食事の準備や交流の準備を行い、2 日間のフードボランティアのための下準備を行います。日本の子ども達とはまるっきり違う環境のストリートチルドレンと触れ合ってみて、参加する学生たちも、多くのことを考えさせられ、今後自分に何ができるのかに向き合うことを始めます。
「フィリピンワークキャンプ・支援物資」
ワークキャンプでは、広島から支援物資として、子供たちが使える歯ブラシや中古のスイムウエアを参加する学生のみなさんと手分けして、現地にもっていきます。フィリピンの歯科治療は一般的に虫歯になったら抜歯をするというのが基本で、虫歯にならないよう子ども達に歯ブラシを渡し、歯磨きの指導を行います。また、スラムの子ども達は、フードボランティアの後、塩素消毒の効いたセブYMCAのプールで遊ぶプログラムを行っています。日頃、シャワーなどを浴びれない環境にある子ども達はプールに入ることで、衛生的に殺菌の効果を高めています。その際に使用する子ども用の中古のスイムウエアを支援物資として届けています。
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